どうも!こたろー(@kotarokinawa)です。
基地のまち。戦後の沖縄の縮図と言われる沖縄市(コザ)。
この街には特異な歴史があり、それを知ることでこの街の魅力をより深く感じることができます。
そして、この街を知るためにうってつけなのが「沖縄市戦後文化資料展示館ヒストリート」。
というわけで今回は沖縄市の中心地である胡屋十字路から嘉手納基地に続くゲート通り沿いにある「ヒストリート」をご紹介します。
※ヒストリート内部は写真撮影禁止です。今回は取材許可を得て撮影をしています。
ヒストリートの場所、駐車場、営業時間etc
●営業日 月曜、祝日、年末年始、慰霊の日(6月23日)
●営業時間 10:00~18:00
●駐車場 あり
●お支払い 入場無料
●℡ 098-929-2922
●所在地 沖縄市中央2-2-1
●最寄りのバス停
・胡屋バス停から徒歩8分(バス番号21、24、27、63、77、80、90、110、112、777)
・一番街サンシティーバス停(沖縄市循環バス)から徒歩6分
沖縄市循環バスの記事をチェック!
「ヒストリート」の駐車場は建物裏手にあります。建物に向かって左手の路地に入っていくと右手にあります。
ヒストリート 施設内
「ヒストリート」施設内は色々な資料が展示されています。
ニューコザの看板
戦後、沖縄は米軍の統治下におかれ、嘉手納基地の門前町である沖縄市は発展を遂げていきます。それと同時に米軍人による婦女暴行事件等も多く発生しました。
その対策として米軍人向けの娯楽の場所である「特飲街」が作られていきます。その特飲街のひとつが八重島(やえしま)に作られたニューコザです。
Aサインとは
戦後、米軍公認の飲食店などに与えられた営業許可証のことです。ベトナム戦争当時の飲食店は戦地に赴く米兵であふれ、一日にドル札がドラム缶いっぱいになるほどの隆盛を極めました。
こちらの一角はAサインバーを模して作られた展示物です。米兵からのメッセージが書かれたドル札が飾られています。
ローラースケートやメンコなど当時のこども達のおもちゃ。
当時使われていた日用品の数々。米軍の物資を流用したものもありますね。
小銃やロケット弾など戦時中の武器もありました。
かつての沖縄市中心地やBCストリート(現在の中央パークアベニュー)のジオラマがあります。当時の雰囲気が表されていて見ていて飽きない(=゚ω゚)ノ
ジオラマ好きすぎる!ロマンです♪
沖縄市観光ポータルサイトコザウェブ
中央パークアベニューとは
琉球人とアメリカ人が、秩序ある取引のできる場所を作ろうと生まれたのが、ここ中央パークアベニューだ。当初は、通りの開設目的である「商業の中心地」という意味の「BCストリート(Business Center Street)」という名前が付いていた。1950年の開設からしばらくは、健全な商売をする飲食店が主だったが、やがて売春などをする店が増え風紀が乱れて行ったことから、沖縄市主導で1982年に日本人向けのショッピングモール・中央パークアベニューへと生まれ変わった。このときヤシの街路樹と白い屋根の連なる姿の美しさが話題となり、1987年には建設省(現・国土交通省)から手作り郷土賞を受けている。
ちなみに現在の中央パークアベニューはこんな風景になっていますよ。当時の面影は残っているでしょうか?
ヒストリート 2F
「ヒストリート」の2Fは通常はクローズですが、企画展示室となっています。
企画展の内容については公式サイトで確認できますので、チェックしてみてくださいね♪
ヒストリートのまとめ
今回は戦後の沖縄市(コザ)の歴史を知ることができる「沖縄市戦後文化展示資料館ヒストリート」をご紹介しました。
記事内でご紹介したものはほんの一部。実際に訪れてみて、その目で沖縄市(コザ)の特異な歴史文化を感じてみてください。それを知ることでこの街の更にディープな魅力を発見できると思います!
ぜひぜひ足を運んでみてくださいね('ω')ノ
「ヒストリート」の近くにはこういうスポットもありますのでお立ち寄りください。